今日はニキビでどれだけ皮フ科を受診しているのかを日本と各国で比べたいと思います。
皆さんや皆さんのお友達はニキビで皮フ科を受診しているでしょうか?
それともOTC薬品(一般のドラッグストアで売っているお薬)で済ましているでしょうか?
日本におけるニキビ患者様の受診率は19%です。
多いと思いますか?
少ないと思いますか?
それでは欧米に目を向けてみましょう。
フランス 58%
ドイツ 54%
イギリス 43%
アメリカ 32%
日本より全然受診率が高いのです。
ニキビ治療先進国のフランスでは2人に1人以上がニキビで受診するのです。
欧米ではニキビは皮膚の病気として捉えられ、皮フ科に相談して治すことが当たり前なのです。
では、なぜ日本はこんなにも受診率が低いのでしょうか?
今の若い方はご存じないでしょうが、私が若いころは
“ニキビは青春のシンボルだ”
という言葉がありました。
日本ではニキビの治療は当たり前ではなく、ニキビはあって当たり前だったのです。
ですので、日本ではニキビは皮膚の病気とは見なされておらず治療対象ではなかったのです。
ニキビは放置をしておくと瘢痕(いわゆるクレーター)となり、痕に残ってしまいます。
早期に治療を開始することでそのリスクを減らすことができます。
正しく診断し、正しく治療をする。
それが可能なのは唯一皮フ科だけです。
ニキビで悩んでいる方は皮フ科を受診してくださいね。