この時期、ツバキやサザンカの近くを通るときは、注意をしなければなりません。
なぜなら、それらの葉っぱにびっしりと毛虫を見ることがあるからです。
この毛虫の毛は風に乗り、皮膚に接触すれば毛虫皮膚炎を発症します。
そのため、本人は毛虫を見ていないのにも関わらず、近くを通るだけでも発症することがあるのです。
診察時に『毛虫皮膚炎ですね。』と診断すると、『毛虫を見てないんですけど。。。』とお返事が返ってくることもあるくらいです。
毛虫皮膚炎は毛虫の毒針が接触した皮膚に赤いブツブツができて、ものすごくかゆいです。
しかも、この赤いブツブツは適切な対応をしないと広がってしまうことがあります。
では、どうすればよいか?
それは接触したであろう皮膚をガムテープでベタベタして毒針を取り除くこと。よく洗浄してしっかりすすぐことも有効です。
皮膚炎が起こったとしても赤いブツブツを含めて周囲まで同様の処置をしましょう。
P.S.虫の皮膚炎専門の先生によると、その時に着ていた衣服は廃棄したほうがよいとのことです(もったいないですが・・・)。